30歳からはじめるスケボー、33歳でパティシエから現場職人へ、41歳で猟師とNPO理事もやる!
31歳にして、スケボー(通称:スケート、sk8)をはじめました。 33歳でパティシエから住宅設備の職人に転職。41歳でNPO法人の理事もやる。ちなみに25歳でサラリーマンからパティシエに転職歴あり。今はアパレル雑貨のブランド立上げも目論んでます。そんな男の個人ブログです。 ※スマホでみる方は、PC用に画面を切り替えてもらうと読みやすいと思います☆最初から読みたい人は、右下の「最古記事」の欄から一番古い記事をクリックしてください☆
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猟師になるには
ー狩猟の世界に入るきっかけと猟師(罠猟)になるまでー
ー 古民家再生のボランティアと害獣による農業被害 ー
僕は、自然に囲まれた田舎が好きです。老後は田舎に移住して、のんびり暮らしたいと漠然と考えていて、なんとなくネットで田舎スキル(※僕の造語です)を磨く機会がないかを探していたところ、兵庫県の三田市で築200年以上の古民家を再生するというボランティア募集(※補足)を見つけ、応募することにしました。
そこで、古民家の再生をお手伝いしつつ、田舎スキルを磨いていこうと思い月数回ほど休日に通う日々が始まりました。そこのボランティア団体には色々な人が参加しており、共通してみんな田舎や自然が好きということ、自分と同じような感性を持つ人がこんなにいるんだと嬉しく思いました。清掃・片付けといった簡単な作業から、漆喰塗り、植木の剪定・草刈りなど初めて経験する作業、電気配線の修繕など本業のスキルが役に立つような作業など、とても有意義に時間を過ごしていました。植木の剪定や草刈りは、将来必要になると思うと、そのスキルが身につくことで田舎暮らしが近づくような感覚でした。
半年ほど通ったある日、ボランティア団体の代表から電話があり、唐突に狩猟に興味ないか?と聞かれました。男ですから、ないことはないです。機会があるのならやってみたいですと軽い気持ちで答えた記憶があります。これが僕が、狩猟の世界に入る第一歩でした。
後日、代表から狩猟に関する詳しい説明がありました。ボランティアの人数が増えてきたので、いわゆる田舎問題(空き家問題、放置山林・竹林問題、休耕地問題、害獣問題)の解決へ動いていきたいという内容でした。今まで、古民家再生は空き家問題へのアプローチだったんですが、それ以外の問題にもアプローチしていきたい、という代表の意見に賛同する形で狩猟を始める決意をしました。
漠然と農村の害獣問題については理解しているつもりでしたが、狩猟を始める決意をしてからは農家の方と話す機会も増え、今まで気づかなかった小さな農業被害なども目に付くようになりました。なんとなく見ていた被害のことも、農家の話を聞いてから見ると、思っていた以上に深刻で、農家は大変苦労されていることを知りました。そして、害獣対策のためのネットや柵に数万~数十万というお金がかかっていること、頻繁にメンテナンスが必要で管理が大変だということ、それでもネットに絡まる鹿がいたり、鉄柵を壊して畑に入る猪がいること。柵を壊された上に、育てた野菜を文字通り根こそぎ食べられる。また、絡まった鹿を処分したり、ネットの修繕をするのに無駄な時間と労力を割いたりする必要があること。とにかく、田舎の農家は害獣対策のために通常の農作業とは別に、多大な時間、費用、労力がかかっています。
話を聞かせてくれた農家の方の「1頭でも多く捕ってくれ」と言った、その目が全然笑ってなくて、とても印象的でした。僕達の感覚で言うと、鹿や猪も害獣とは言え生き物ですので、最初は可哀想だと思う感情がありました。奈良公園の鹿の延長線で考えていると、農家の方々とのギャップに驚かされます。農家の方々は、鹿や猪のことは「あいつら」とか「あんなもん」という表現をする方が非常に多いです。それ程、被害に苦しみ、悩まされているということなんだと実感しました。それ以降、僕自身なんとなくで始めようとしていた狩猟に対して、強い責任感と使命感を持つようになりました。
そして、漠然とした狩猟やってみたいなという興味から、駆除という目的で、田舎問題の解決に少しでも貢献するという目標を持って猟師を目指すようになりました。
そして、翌年の狩猟免許取得を目指して、色々と調べたり、勉強を始めることとなります。
猟師ブログvol.1
猟師ブログvol.3