30歳からはじめるスケボー、33歳でパティシエから現場職人へ、41歳で猟師とNPO理事もやる!
31歳にして、スケボー(通称:スケート、sk8)をはじめました。 33歳でパティシエから住宅設備の職人に転職。41歳でNPO法人の理事もやる。ちなみに25歳でサラリーマンからパティシエに転職歴あり。今はアパレル雑貨のブランド立上げも目論んでます。そんな男の個人ブログです。 ※スマホでみる方は、PC用に画面を切り替えてもらうと読みやすいと思います☆最初から読みたい人は、右下の「最古記事」の欄から一番古い記事をクリックしてください☆
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猟師になるには
狩猟免許の取得と費用と手続き(保険など)
狩猟免許の試験を受けて合格しても、狩猟をするには色々な手続きが必要になります。その手続きを怠ると、猟期が来ても狩猟を行うことができません。つまりは、免許を取るだけではダメということです。
また、どんなに知識や技術があっても、各種の手続きと保険加入、税金の支払いなどの手続きとお金が必要になります、それも決して安くはない金額が必要になります。さらには、罠を製作するための時間とお金、もしくは購入するためのお金、これらも必要になります。試験を受けて合格したのに、いざ狩猟を始めようとすると意外とお金が必要になる。これらも、ペーパーハンターが多い原因と考えられます。
地域差や個人差はあると思いますが、大差はないと思いますので僕の例を記載致しますので参考にしてください。
初心者狩猟免許講習会(猟友会主催)¥10.000.-
狩猟免許試験 ¥5.200.- 写真代 約¥500.-
病院の診断書 ¥4.000.-
猟友会費用(入会金、年会費、保険代、狩猟税など) ¥28.200.-
罠 ¥40.000.- (約10個分) ※自作のための材料代です
狩猟用の道具、服など 約¥30.000.-
個人的な数字になりますが、おおよそこのくらいのお金が必要です。
これだけで ¥117,900.- なかなかの金額です。
補足になりますが、猟が始まるとさらに、罠を仕掛けて毎日見回りに行くとなると、ガソリン代などが加算されますし、罠に獲物がかかると罠が壊れることが多々あります。そうすると手直しの費用、もしくは再購入の費用がかかります。そして解体となると、さらに解体する場所の確保、水道光熱費、消耗品代(例えば、ティッシュ、ポリ袋、ゴム手袋、ペーパータオル、ラップなど)も、一つ一つは小さい金額ですが結構な金額になりますので、必要経費としてあらかじめ計算に入れておく必要があります。
狩猟というのは、思った以上にお金のかかる活動です。銃猟であれば、もっとお金はかかります。なんとなくブームでという気持ちで向き合うと、長続きせずにペーパーハンターとなってしまいますので、充分に必要経費も考慮した上で猟師を目指してください。
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猟師になるには ※罠猟です
僕が思う、猟師になるための準備段階でやった方がいいことは、以下の通りです。
1、試験と講習の日程を調べて、申し込みを忘れずにする。勉強は直前2週間くらいでいい。
2、免許がなくても、とにかく猟の実践の場へ足を運び、お手伝いをする。
3、狩猟体験や解体体験などの有料イベントなどに積極的に参加する。
4、2、3に何度も参加して狩猟仲間、知り合い、お師匠さんとなる方を作る。
5、猟をする山を必ず事前に調査する(近隣住民と話す、他に猟師がいないか探る、猟をしていい山か確認する、私有地の場合は許可をとるなど)。
6、使用する罠の種類を決める、かつ、買うのか作るのかを早い段階で決める。
7、罠を作る人は、試しにいくつか作る。
周りに一緒に猟ができて教えてくれる仲間や師匠がいる方はいいですが、そうでない方は、猟期が始まってから覚えようでは絶対に間に合わないですし、わからないことがあるが故に猟へ行くことを躊躇してしまって、猟期が終わってしまいます。
猟期が始まる前に、誰でも受かる試験勉強よりもまず、必ず以下のフローを完全に一人で実施できるだけの知識を持ってください。技術は後から成長します。YouTubeなどで探せば詳しく見られる動画があるはずです。
※できなくもいいので、知識だけ頭に入れてください
①罠を仕掛ける → ②捕獲・止め刺し → ③解体 → ④埋設処分
これらのフローが一人で出来ないようでは狩猟として完結しないので、猟に出るのは厳しいと思います。猟期が始まるまでに、しっかりと勉強しましょう。
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猟師になるには
ー狩猟の世界に入るきっかけと猟師になるまでー
2 猟師になるためにへ
僕が狩猟免許を取ったのが2019年8月です。猟師になろうと決めたのが2018年の10月頃です。
決意してからすぐに、ネットで色々と検索したり、知り合いから情報収集したりしました。免許取得のための試験のこと、猟師になるための税金や保険加入が必要なこと。免許にも種類が色々とあること。猟友会という狩猟の団体があること。
これから猟師になろうという方が、心配されてることと。猟師になった僕が、そういう方にアドバイスしたいことは恐らく違っていると思います。最初が肝心なので、批判覚悟でストレートに意見を書きたいと思います。
まず、これから猟師になろうと考えている方は、おそらく狩猟免許のこと、試験の内容や問題のこと、そういったことを第一に考えて、どうやったら免許を取れるのか調べたり、試験勉強を頑張ろうとして時間や労力を割く方が多いと思います。まず免許を取って、猟友会に入ったら、きっとベテラン猟師さんが色々なことを教えてくれて、猟にも一緒に連れていってくれるだろう。そうやって、技術や知識を磨いていこう、だからまずは免許を取ろう。僕自身も、はじめはそういう考えでした。でも、こういう考えの方は9割ペーパーハンターで終わってしまいます。
大事なことまず、1つ。
試験は、ほぼ誰でも合格できます。猟友会が主催する講習会を受講して、きちんと講習を聞いていれば、99%合格できます。原付免許よりも簡単です。なぜなら、悪しき習慣なのでしょう。県と猟友会はズブズブの関係と思われます。講習の内容は、「試験の答えやん!」とツッコミたくなるような内容です。試験の内容について悩む必要はないです。試験と講習の日程と申し込みだけ忘れないようにしてください。
そして2つめ。
猟友会は狩猟の技術については何も教えてはくれませんし、教える義務もありません。
猟友会の講習を受けて、試験に受かって、猟友会の入会の案内があって入会する。その流れで猟期が来たら、なんとなく猟友会が主体になって猟に連れて行ってもらえるような感じがするのですが、実際は何もありません。いつの間にか猟期がはじまり、慌てて罠を準備しようとするが、買うか、作るか、どちらにしてもお金がかかる、どんな罠がいいかもわからない。そもそも、どこの山に仕掛けていいのか、いざ獲れたらどうやって処置すればいいのか、わからないことだらけで、不安に思っているうちに前に進めない。
結果、猟期は終わってしまい、やる気はあったのにペーパーハンターで終わってしまうという方が非常に多いです。試験の内容と実践で必要な知識や技術が乖離しすぎていて、免許を取ることに必死になっていた方は、大切な技術や知識の準備がないままに猟期を迎えて、そして何もしないまま猟期が終わってしまいます。
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猟師になるには
ー狩猟の世界に入るきっかけと猟師(罠猟)になるまでー
ー 古民家再生のボランティアと害獣による農業被害 ー
僕は、自然に囲まれた田舎が好きです。老後は田舎に移住して、のんびり暮らしたいと漠然と考えていて、なんとなくネットで田舎スキル(※僕の造語です)を磨く機会がないかを探していたところ、兵庫県の三田市で築200年以上の古民家を再生するというボランティア募集(※補足)を見つけ、応募することにしました。
そこで、古民家の再生をお手伝いしつつ、田舎スキルを磨いていこうと思い月数回ほど休日に通う日々が始まりました。そこのボランティア団体には色々な人が参加しており、共通してみんな田舎や自然が好きということ、自分と同じような感性を持つ人がこんなにいるんだと嬉しく思いました。清掃・片付けといった簡単な作業から、漆喰塗り、植木の剪定・草刈りなど初めて経験する作業、電気配線の修繕など本業のスキルが役に立つような作業など、とても有意義に時間を過ごしていました。植木の剪定や草刈りは、将来必要になると思うと、そのスキルが身につくことで田舎暮らしが近づくような感覚でした。
半年ほど通ったある日、ボランティア団体の代表から電話があり、唐突に狩猟に興味ないか?と聞かれました。男ですから、ないことはないです。機会があるのならやってみたいですと軽い気持ちで答えた記憶があります。これが僕が、狩猟の世界に入る第一歩でした。
後日、代表から狩猟に関する詳しい説明がありました。ボランティアの人数が増えてきたので、いわゆる田舎問題(空き家問題、放置山林・竹林問題、休耕地問題、害獣問題)の解決へ動いていきたいという内容でした。今まで、古民家再生は空き家問題へのアプローチだったんですが、それ以外の問題にもアプローチしていきたい、という代表の意見に賛同する形で狩猟を始める決意をしました。
漠然と農村の害獣問題については理解しているつもりでしたが、狩猟を始める決意をしてからは農家の方と話す機会も増え、今まで気づかなかった小さな農業被害なども目に付くようになりました。なんとなく見ていた被害のことも、農家の話を聞いてから見ると、思っていた以上に深刻で、農家は大変苦労されていることを知りました。そして、害獣対策のためのネットや柵に数万~数十万というお金がかかっていること、頻繁にメンテナンスが必要で管理が大変だということ、それでもネットに絡まる鹿がいたり、鉄柵を壊して畑に入る猪がいること。柵を壊された上に、育てた野菜を文字通り根こそぎ食べられる。また、絡まった鹿を処分したり、ネットの修繕をするのに無駄な時間と労力を割いたりする必要があること。とにかく、田舎の農家は害獣対策のために通常の農作業とは別に、多大な時間、費用、労力がかかっています。
話を聞かせてくれた農家の方の「1頭でも多く捕ってくれ」と言った、その目が全然笑ってなくて、とても印象的でした。僕達の感覚で言うと、鹿や猪も害獣とは言え生き物ですので、最初は可哀想だと思う感情がありました。奈良公園の鹿の延長線で考えていると、農家の方々とのギャップに驚かされます。農家の方々は、鹿や猪のことは「あいつら」とか「あんなもん」という表現をする方が非常に多いです。それ程、被害に苦しみ、悩まされているということなんだと実感しました。それ以降、僕自身なんとなくで始めようとしていた狩猟に対して、強い責任感と使命感を持つようになりました。
そして、漠然とした狩猟やってみたいなという興味から、駆除という目的で、田舎問題の解決に少しでも貢献するという目標を持って猟師を目指すようになりました。
そして、翌年の狩猟免許取得を目指して、色々と調べたり、勉強を始めることとなります。
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猟師になるには
第1章 ー狩猟の世界に入るきっかけと猟師(罠猟)になるまでー
まず、始めに。必ず読んでいただきたいことです。
この猟師ブログは、池ちゃん(2021年現在、猟師歴2年、師匠なし)の猟師になるまでと、猟師になってからの活動を主としたブログです。これから、狩猟を始めたいと思っている方。狩猟を始めようとしている方。すでに狩猟を行っている方。それから、害獣被害に困っている農家の方々。猟師や農家でなくても、興味のある方。新人からベテランまで、色々な方に読んでいただき、ご質問、アドバイス、遠慮なくお願い致します。僕がわかることは全てお教えします。できれば、読者の皆様の方がお詳しい場合は、アドバイスぜひお願い致します。そして、40代の新米猟師の成長と、活動成果を一緒に見ていただき、支えてくだされば嬉しいです。
そして、人材不足の猟師の世界に一人でも若い猟師が生まれることを期待するとともに、僕のブログや活動によって、猟師になりたいと思う若い方のお力になれたらいいなと思います。
また、狩猟につきましては、賛否両論ご意見があるとは思いますが、僕は狩猟するにあたり動物の命をいただくということに対して、長い時間を費やし調べたり、勉強したり、色々な方の話を聞いたり、深く熟考した上で狩猟をするという結論に至りました。決して動物の命を軽く見ているわけではないですし、決して軽い気持ちで活動しているわけではないです。このブログの場で、狩猟の是非については議論する予定はございません。反対の方の、お考えを否定するつもりも全くございませんが、このブログでは狩猟に対して前向きな方との意見交換や情報交換に限らせていただきたいと思っています。あらかじめご了承ください。
人は先祖代々、大自然の色々な命をいただき、人の命を今に至るまで繋いできました。スーパーに並ぶお肉や野菜をお金を出して買うことで、そういった感覚が薄れている現代においても、実は人が命を繋ぐ為には他の命をいただくという行為は必要だと考えています。
これらのことを踏まえて、僕の狩猟ポリシーとして、無意味な殺戮を行わない、いただく命に対して最大限の感謝と敬意を表して、時間と技術の許す限り有効活用するということを決めています。
少しずつではありますが、ブログ更新をして情報発信していきたいと思います!!
よろしくお願い致します。
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